賃貸住宅の家賃を借り手による入札で決めるサイトが
米国やカナダで登場し、話題を集めている。
サイト上で貸し手は家賃の希望額を提示。
物件の魅力に応じて入札額は
貸し手の希望を上回ったり下回ったりする。
需給を家賃に反映させる試みだが、
借り手の競争をあおって家賃の高騰を招く
という懸念も出ている。(日本経済新聞20170822引用)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H3K_S7A820C1000000/
日本で同様のサイトのサービスが根付くかどうかは分かりませんが、
なかなか面白い発想だと思います。
国内では、賃貸不動産をしっかりした事業として考えて、経営しているというよりは、
土地を所有している方が、
相続対策の為に賃貸住宅を所有しているケースが大多数。
また、最近流行りのサラリーマン投資家。
この方々が気を付けなくてはいけないことは、
やはり不動産賃貸経営という事業をしているんだ
という自覚をしっかり持つことだと思います。
先ほどの北米でのサイトにについて、記事に、
「専門家らは「家賃が高騰する。規制すべきだ」と批判する。しかし、レントベリーのルビンスキーCEOは「需給で決まるのだから貸し手の希望額が高ければ(成約額)さがるはずだ」と反論している。
とあります。
自分は、この専門家の見方に否定的な意見です。
仮に同じ地域に松・竹・梅というそれぞれの価値を持つ賃貸物件があったとした場合に、
すべての物件で家賃が高騰するでしょうか?
上がるとしても松の物件だけでしょう!
松の支払いが出来る人は松の支払いができるだけのサラリーがある人だし、
竹は竹、
梅は梅であろうかと。
松は松であるだけの理由があるし、
同様に竹にも梅にもそれだけの理由があります。
このことは、
サイトがあるなし関係なく、
肝に銘じて、
不動産賃貸経営という事業に活かしていくことだと思います。
他の業種業態の様に、
経営努力をしていくものだけが生き残っていける時代に既に入っていることを忘れてはいけないですね。
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