浜松市・名古屋市近郊の住宅投資戦略を、人口減少時代の前提で再設計。
区分マンション/戸建て/一棟アパートの「選び方・利回り感・落とし穴・出口戦略」を、
現地実務とデータの両面から解説します。
浜松市・名古屋市近郊の住宅投資戦略 〜人口減少時代の賢い選択〜
今回は浜松市・名古屋市近郊での住宅投資について、実践的な戦略をご紹介します。
区分マンション、戸建て、一棟アパートの選択肢について詳しく解説していきます。
実は、ご自身の住まいを購入することも立派な不動産投資なんですよ。
まずは地域の特性と過去からの流れを振り返りながら、
これからの時代に合った戦略を考えていきましょう。
地域特性と過去の流れ
浜松市と名古屋市近郊の不動産市場は、
製造業を中心とした雇用基盤があり、
比較的安定した需要がありました。
特に名古屋市は企業の本社機能や支社が集中し、
浜松市はものづくりの街として発展してきました。
名古屋は、2005年に開催された愛・地球博の前後で、
不動産の相場が大きく変化したことを記憶しています。
過去10年を振り返ると、この地域の不動産価格は緩やかな上昇トレンドにありましたね。
2013年頃から2023年までのデータを見ると、
名古屋市中心部では約20%程度の上昇、
浜松市でも10%前後の上昇が見られました。
ただし、コロナ禍以降は変化も見られます。
テレワークの普及により、
少し郊外の物件にも需要が広がりました。
家賃相場も駅距離よりも住宅の性能や広さを重視する傾向が強まっています。
現在の市場環境
現在の市場を取り巻く環境として、大きく3つの要素があります。
まず「人口動態」、次に「金利環境」、そして「家計状況」です。
人口動態については、浜松市も名古屋市も全国的な人口減少の流れの中にありますが、
市中心部や交通の便が良い地域は今後も一定の需要が見込めます。
ただし、郊外や交通の便が悪い地域は空き家問題が深刻化する可能性があります。
金利環境については、長らく続いた超低金利政策からの転換期にあります。
今後は徐々に金利が上昇する可能性を考慮した投資判断が必要です。
先日も大手銀行が固定金利を12月から上げることを発表しましたし、
日銀の利上げいかんによって、変動金利も上昇するかもしれません。
購入金額や借入金額、利回りにもかなりの影響を与えますので、
より警戒感を持って注意する必要があります。
また、家計状況については、物価上昇が続く中で可処分所得が実質的に
減少している家庭も多く、家賃設定や物件選びに影響してきています。
選べる不動産投資戦略
では、このような環境下で検討すべき戦略を具体的に見ていきましょう。
「区分マンション」「戸建て」「一棟アパート」それぞれの特徴と今後の展望について解説します。
共通して言えることは、購入を検討するときから出口戦略も加味しておくことです。
区分マンションは初期投資額が比較的少なく始められる点がメリットです。
名古屋市中心部や浜松市の駅近では今後も安定した需要が期待できます。
特に築浅の物件やリノベーション済み物件は人気があります。
投資効率で考えると、名古屋市では利回り4〜5%程度、
浜松市では5〜6%程度が現実的な数字でしょう。
ただし、管理費や修繕積立金の上昇リスクには注意が必要です。
次に戸建て投資ですが、これは二つの戦略があります。
一つは賃貸用として購入する方法、もう一つは将来の売却を見据えた方法です。
戸建ての場合、建物の経年劣化による価値減少が大きいため、
立地の良さや建物の性能が重要になります。
特にファミリー向けの物件は、学区や生活利便性が重要なポイントです。
一棟アパートは投資額が大きい分、リスクもリターンも大きくなります。
浜松市や名古屋市郊外では、まだ7〜8%程度の利回りが期待できる物件もありますが、
建物の状態や入居率の安定性を十分に調査する必要があります。
例えるなら、区分マンションは「定期預金」、
戸建ては「複利で育てる投資信託」、
一棟アパートは「事業経営」のようなものです。
ご自身のリスク許容度や資金力、運用の手間をかけられる時間などと相談して選ぶことが大切です。
自宅購入も不動産投資という視点
ここで忘れてはならないのが、
自宅の購入も立派な不動産投資だということです。
例えば、3000万円の住宅を購入する場合、
賃貸だと家賃として支払うお金が完全に出ていくのに対し、
購入なら資産形成になります。
ただし、自宅を投資として考える場合は、
将来の売却可能性も考慮して、立地や間取り、建物性能に注目することが重要です。
具体的には、「誰もが住みたいと思う普遍的な価値のある物件」を選ぶことがポイントです。
実際、土地をお世話させていただいたお客様の中で、
離婚によりその住宅を手放すので、
売ってください!
という話を何件が頂いたことがあります。
世の中に絶対はないので、
オーソドックスな間取りの方が売却はしやすいことも考慮しておくべきことですね。
まとめと実践的アドバイス
今回お伝えした戦略を実践するにあたって、
皆さんにぜひ行動していただきたいことがあります。
まずは自分の投資目的を明確にすることです。
「老後の資金を作りたい」
「副収入を得たい」
「相続対策がしたい」など、
目的によって最適な物件は異なります。
次に、不動産は、実際に現地を見ることです。
データだけでは分からない地域の雰囲気や発展性は、足を運んでこそ分かります。
可能であれば、時間を変えて、朝、昼、夜、そして可能であれば、天気も。
それぞれ、違う面を確認する必要があります。
最後に、複数の専門家に相談することをお勧めします。
不動産業者だけでなく、税理士や司法書士、ファイナンシャルプランナーなど、
多角的な視点からアドバイスを受けることで、より良い判断ができます。
人口減少時代だからこそ、選別眼を持って良質な不動産に投資することが重要です。
– 地域特性とトレンド: 浜松=製造業集積×合理的価格、
名古屋近郊(春日井/小牧/豊田)=都心アクセス×価格バランス。
コロナ後は駅距離よりも“住宅性能・広さ”重視に。
– 市場環境の3要素: 人口動態(中心部は堅調/郊外は空き家リスク)、
金利上昇(固定改定/変動も上振れ余地)、家計実質可処分の圧迫(賃料設定と需要構造に影響)。
戦略比較と目安利回り:
– 区分マンション=初期小さめ/管理が鍵(名古屋4–5%、浜松5–6%目安)
– 戸建て=賃貸/転売の二刀流(学区・利便・性能重視、経年減価に要注意)
– 一棟アパート=事業型(郊外で7–8%も、入居率・修繕・金利耐性の精査必須)
自宅購入も投資:
将来売却を見据えた“普遍的価値”(立地/間取り/性能)で資産性を担保。
実務チェック:
管理費・修繕積立の将来増額、空室/家賃下落の感応度、借入金利の耐性、
現地確認(時間帯/天候/騒音/生活動線)、出口(売却・建替・長期保有)の事前設計。
## この動画でわかること(箇条書き要約)
– 浜松・名古屋近郊の住宅投資「今どこを買うべきか」
– 区分/戸建て/一棟のメリデメ・利回り感・管理の勘所
– 人口減少・金利上昇・家計圧迫を織り込んだ賃料/CF設計
– 失敗回避の現地チェックリストと出口戦略
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