コロナ禍における銀行融資の現状

本日は、銀行の融資に対する姿勢についてお話ししたいと思います。
コロナ禍において「積極的に融資をしましょう」という動きがある一方で、
実際には「なかなか借りられない」という声も耳にします。
現場に詳しい山内先生の視点から、今の状況はどう見えますか?

コロナ禍において、
政府は中小企業を救うために
「セーフティネット保証4号・5号」や緊急融資、つなぎ融資などを積極的に進めています。
以前に比べれば多くの融資が実行されていますし、
リスケ(返済計画の変更)中の企業でも融資を受けられるケースが増えています。

しかし、やはり「出ないところには出ない」というのが実情です。

まず初歩的なポイントですが、
最近起業された方に多いのが「ネット銀行」をメインに使っているケースです。
ほとんどのネット銀行はそもそも融資事業を持っていないため、
信用保証協会を通じた「制度融資」を受けたくても、
窓口になってもらえないという問題が最初に発生します。

融資を断られやすい業種と事業計画の重要性

また、業種によっても厳格に分けられています。
いくらコロナ対策融資といっても、
金融投資系の事業や、
実態の不透明なネット商材販売、仮想通貨関連などは、
銀行から「リスクが高い」と判断され、
お金はまず借りられません。
日本政策金融公庫も、
不動産売買のみを目的とした短期的な転売事業などには、
原則として融資を行わない傾向にあります。

銀行によってスタンスは全く違いますよね。

ある健康系(マッサージ・整体)のチェーン店の例ですが、
最初はコロナによる売上減で融資を跳ね返されました。
そこで何をしたかというと、
コロナ対策を含めた今後5年から10年の緻密な経営計画書を提出したのです。

「これだけ売上が落ちたが、
次はこういう新規事業や出店を行い、
これだけの収益を確保する」
という具体的でリアリティのある計画を示したことで、
ようやく融資を受けることができました。

銀行内部の葛藤とドラマ『半沢直樹』の共通点

現場の担当者は貸したくても、
審査部などの上層部がNOと言う。
その「現場の声」と「審査の論理」の乖離は、
どこにでもある課題ですね。

まさにそこがポイントです。
現場のスタッフはお客さんの状況を理解して支援したいと考えていますが、
決定権を持つ審査部は現場の実態をあまり知りません。
これは役所や大企業も同じですが、
組織が大きくなり、
立場が上になればなるほど、
マニュアル重視になり、
現場から心が離れて「官僚化」してしまいます。

今の銀行員には、
かつて導入された「金融マニュアル」の影響がまだ残っています。
「マニュアル通りにやればいい」という思考停止に陥り、
自らの責任でリスクを負って努力することを避ける、
「身を可愛がる(保身)」姿勢が強くなってしまったのです。

だからドラマ『半沢直樹』がヒットするわけですね。
ドラマは、
そうした現実の閉塞感や官僚化した組織に対する「スカッとする逆転劇」を描いています。
リアルな日常では保身が優先されるからこそ、
ドラマの中の「筋を通す姿」に皆が共感するのでしょう。

経営者として守るべきこと

銀行側にも、
ダメならダメで「早めに断る」という姿勢を持ってほしいと思います。
返事を引き延ばした末に断られるのが、
借りる側にとって一番の大きな損害になります。
時間は取り戻せませんから。

結局のところ、
最終的には「人間」なんですよね。

書類が完璧でも、
最後にNOと言うのは人間です。
そのYESNOを分けるのは、
その企業が「お客さんに愛される会社かどうか」であり、
どれだけ誠実に努力しているかだと思います。

相手のせいにしているうちは状況は変わりません。
「投資だから」「不動産だから」という先入観を持たれているのであれば、
それを払拭するだけの努力を自ら行い、
信頼を勝ち取っていく。
それが、今の時代に必要な経営のあり方ではないでしょうか。

共に努力して、愛される企業を目指していきましょう。

要約

- コロナ禍では、セーフティネット保証4号・5号等により「融資を出す仕組み」は拡充した一方、現場では「出るところには出るが、出ないところには出ない」という分断が起きています。 

- 初心者が最初につまずくのは、メインバンクがネット銀行で、制度融資の窓口にならず、信用保証協会付き融資へ進めないケースです。 

- 業種・事業内容による線引きも明確で、金融投資系、実態不透明なネット商材、仮想通貨周辺、短期転売目的などは慎重(または不可)になりやすい傾向があります。 

- 融資の可否を分けるのは「書類」だけではなく、510年の実現可能な事業計画と、銀行内の審査部・現場の温度差を埋める説明力です。 

- 『半沢直樹』が刺さる背景は、組織の官僚化(マニュアル偏重・保身)と現場の閉塞感への共感です。 

- 企業側の結論は「銀行に選ばれる」のではなく、「選ばれるに足る会社(顧客に愛され、数字が整い、説明できる会社)」を作り、複数行取引で主導権を持つことです。

 

例え話 

 融資は
「健康診断の結果説明」に
似ています。

検査データ
(決算・資金繰り・計画)が
揃っていないと、
医師(銀行)は
安全側に倒れます。

データを整え、
説明の順番を
決めるほど、
判断は早く、
具体的になります。

 

この動画から得られること

- コロナ期の制度融資(セーフティネット4号・5号等)の全体像と、詰まりやすい入口
- ネット銀行利用者が「最初に不利」になりやすい理由と回避策 
- 融資が難しくなりやすい業種・モデルの整理(銀行のリスク判断の型) 
- 5
10年の事業計画が融資を動かす理由(「数字」と「実行の筋」) 
-
銀行内部の構造(現場と審査の分離)を前提にした、通し方・伝え方 
-
「愛される会社」が資金調達で強くなる本質(顧客基盤・誠実性・継続性)

専門家の付加価値(実務ポイント・チェックリスト)

 1)融資が通る会社の「提出物」をMECEで整備
-
現状(過去・現在)
  -
直近決算、試算表、資金繰り実績、借入一覧(残高・金利・担保・返済期限)

- 計画(未来)
  - 5
10年の事業計画(売上・粗利・人件費・投資・返済原資)

- 根拠(再現性)
  -
顧客構成、単価・回転率、受注残、施策とKPI、競合比較

- 例外対応(不確実性)
  -
感度分析(売上▲10%、粗利▲2pt等)と代替策

 

 2)銀行の「嫌がる条件」を先に潰す
-
実態が見えない(売上根拠が曖昧、取引先が不明、広告だけが先行)
-
短期転売・投機色が強い(回収の筋が薄い)
-
口座が散乱し資金の流れが読めない(入出金の説明がつかない)
-
担当者に頼り切りで、審査部に届く資料が弱い(説明が伝言ゲームで崩れる)

 

 3)面談での「通し方」(審査部を意識)
- 1
枚サマリー(A4)を最初に出す 
  -
「何に使うか」「いつ返すか」「返済原資は何か」を3行で明示

- “断られる前提質問を先に置く 
  -
「否決になり得るポイントは何ですか」「その潰し込み資料は何ですか」

 

 4)実務チェックリスト(着手順)
- 1
)制度融資の窓口になれる金融機関(地銀・信金・信組等)を最低1つ確保 
- 2
)借入一覧・資金繰り表・計画書(1枚要約+詳細)を作成 
- 3
)業種リスクの誤解がある場合、実態資料(契約・請求・入金)で可視化 
- 4
)回答期限を合意(一次回答営業日)し、引き延ばしを防止 
- 5
)マルチバンク化で比較表を作り、交渉力を確保

 

視聴後アクション

- 今日やること 
  -
「資金が必要な理由」を一文で書いてください(運転資金/設備/つなぎ等)。
目的が曖昧だと、審査は止まります。 

- 今週中 
  -
直近の試算表と、3か月先までの資金繰り表を作ってください。
難しければ「入金予定」「支払予定」を箇条書きで構いません。 

- 2週間以内 
  - 5
年計画の骨子を作ります。
売上・粗利・固定費・借入返済の4点だけで十分です。
数字が出れば、融資相談は前に進みます。 

- 1か月以内 
  -
取引行を1行増やし、条件比較表を作ってください。
「銀行を変えられる状態」が最大の保険です。 

- 迷ったら 
  -
「何に使い、どう返すか」を第三者に説明できるか、だけ確認してください。
説明できる資料が揃えば、融資はではなく手順になります。

 

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