中小企業に淘汰の波が押し寄せています。
東京商工リサーチが先月10日発表した今年上期(1~6月)の倒産件数は前年同期比で3割増で、
4,000件台となり、
5年ぶりの高水準になりました。
ゼロゼロ
融資返済や物価高によるコスト高騰が響いています。
更に人手不足の逆風下、
中小企業のリアルな現実を検証しています。

●倒産企業に共通しているのは?

倒産企業に共通しているのが人手不足や物価高です。
経済活動が正常化する中で人手を確保できなかったり、
給与水準が上がって採用できないケースが増えています。
中小企業では、エネルギーや資材費高騰の転嫁が
十分にできていないことが業績悪化の要因になっています。

●物価高倒産、年間晨多を更新!

物価上昇が中小企業の経営に影を落としています。
仕入価格の上昇や価格転嫁できないことに起因した「物価高倒産」は
2023年上半期(
1~6月)で累計375件に。
前年同期(85件)から4倍超で、
2022年通年の320件を6月時点で上回り、
年間で過去最多を更新しました。

●業種では建設83件が最多!

<物価高倒産を業種別にみると>
建設業は材木などの建設資材の他、人件費上昇の影響が目立ち、
製造業では
食材価格の高騰を背景に食品関連産業で増加。
運輸•通信業は燃料費などの
エネルギーコストの上昇が響いた。
小売業では22年上半期で発生ゼロの
飲食店の倒産が目立った。

●人件賣の割合、3倍に急増!

要因別では「原材料高騰」が34.1%で最多ですが、
前年同期比で割合は大きく低下し、
エネルギーコストも微減。
一方、「梱包・資材」「
人件費」などが急増。
中でも人件費の割合は約3倍に拡大しており、
企業経営の重しに。

●人手不足倒産は飲食店!

人手不足倒産の典型は飲食店で、
上期は79%
増の424件と過去最多でした。
「小規模の飲食店の倒産増」が特徴に。

経営環境の正常時には考えらないような倒産要因、
物価高倒産、
人手不足倒産そして、
物価高によって建設業、
人手不足によって飲食業のように業種にも偏りが起こっているのが、
今回の倒産件数増加の傾向です。

前回も申しましたが、
これから、リーマンショックを超えるような金融危機が、
遠からずおとずれ経済不況が
起こるのではないか心配です。
国はいち早くそして、
大規模な経済対策を講ずる必要があるのではないでしょうか。
ではありますが、

現状は、公の心を持った政治家や官僚がおらず、
私の心しか持ち合わせていない政治家や官僚ばかりであり、
今回の大幅な倒産件数の増加は、
経営者の心構えによるところにも責任はありますが、
政治の怠惰による人災でもあると言えます。

今の体制を変えるには、
国民一人一人の行動にかかっています。

引用

税理士法人 AtoY 2023年8月17日メルマガ
【中小企業】中小企業に押し寄せる波Ⅰ企業倒産増加局面②

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