「イールドカーブ」のゆがみ
<最近よく聞くイールドカーブ>
「イールドカーブ」とは債券の利回りと償還期閻の相関性を示したグラフ(利回り曲線)で、
債券投資で重要視される指標の一つです。
右肩上がり(償還までの期間が長いほど利回りが高い)を「順イールド」といい、
金融緩和・平常時はイールドになります。

●国債保有、発行残高の5割突破!

日銀は長期金利を抑えるために、
10年物国債を大量に買い入れ、

イールドカーブは10年 物だけ不自然に低くなるゆがみが生じています。

昨年の日銀の国債購入額は111兆円で、
6年ぶりの高水準になっています。

大量購入で日銀の国債保有は、
今や発行残高の5割を突破しています。

<ゆがみは投楓筋の格好の標約に>

不自然に割高な10年物国債を借りて空売りしておけば、
日銀が政策を修正し利回りが上昇した時に買い戻すと利益が出ます。
実際に日銀は、
昨年12月と今年1月にそれぞれ17兆円の国債を買い入れる羽目追い込まれました。

●日銀銀の探作に近づく限界?!

国債市場で市場機能の低下が続いています。
ゆがみの問題は、
10年物国債利回りが実力とかけ離れた水準にあるとの見方が広がり、
長期金利の指標としての役割を果たせないことにあります。
すでに社債や地方債の起債に影響が生じているもようです。

●銀行に補助金で国債を買わせる?

1月には「共通担保資金供給オペ」が拡充されました。
銀行に国債利回り比で低利資金を貸し出して国債を購入させ、
ひいては金利押し下げ効果を見込んで導入しました。
銀行は低利で資金調達して利ざやが稼げるメリットもあります。

日銀の長期金利を押さえる政策は、
市場のゆがみを生じ、
そのゆがみの問題は日銀の操作が、
限界に近づいたことを示唆しているように思います。

昨年12月、ついに日銀が10年続いた大規模な金融緩和政策の修正に動きました。
アベノミクスの象徴だった「異次元緩和」は
10年目で転換期に差し掛かり、
デフレ下で長く続いた超低金利時代は転機を迎えつつあります。

これからの異次元の金融緩和政策はどうなるのか。

長く続いた超低金利時代、
企業・家計に利上げは、どんな影響を及ぼすでしょうか。

●日銀が利上げに踏み切ったら!

10年にわたる低金利政策が転換されると、
その影響は多岐に及ぶと考えられます。

政府は中小企業向けに新型コロナ対策の「ゼロゼ□融資」を43兆円実施しており、
市中金利の上昇により借り換えのハードルが一段と
上がることになるでしょう。

●住宅□ーンはどうなる?!

金和上昇は家計にも影響が大きく、
住宅ローンの固定金利は米国の
利上げのあおりで、
すでに上昇傾向にありました。

<住宅ローン、審査厳格化の動きも>

2月の住宅ローンの基準金利は、
三菱UFJ銀行と、りそな銀行が
10年固定型でそれぞれ年3.8%、3.84%へ引き上げられました。

変動金利は横並びの2.475%に据え置かれました。
また金融機関では、返済負担増リスクから、審査を厳しくする動きも出ています。

10年にわたる日銀の長期金利を押さえる政策は、
まさに今、
終わろうとしているのではないでしょうか。

日銀が利上げに踏み切ったら、
私たちの生活、そして中小企業への影響は多大なるものになることは間違いありません。

間近に迫っているとはいえ、
準備できることはできるだけ事前に備えておくことが大切です。

引用

税理士法人AtoY メルマガ

【異次元緩和】超低金利時代の終焉!日銀、異次元金融緩和の出口Ⅴ・低金利政策は終わるのか?①
【異次元緩和】超低金利時代の終焉!日銀、異次元金融緩和の出口Ⅵ・低金利政策は終わるのか?②

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