新年を迎え、改めて令和5年の日本経済、
特に為替相場の行方について深掘りしていきます。
昨年から続く急激な円安が、
私たちの生活や経営にどのような影響を与えているのか、
現状を整理しつつ考えていきましょう。

歴史的な円安水準とその背景

昨年、為替相場は一時1ドル150円台にまで下落しました。
これは実に32年ぶりの歴史的な円安水準です。
かつて1ドル79円台を記録した超円高時代と比較すると、
円の価値はほぼ半分になったといえます。

わずか数ヶ月前までは1ドル110円程度で推移していましたが、
あっという間に150円の壁を突破しました。
その後、政府による為替介入(円買い・ドル売り)によって
一時的に133円台まで戻る場面もありましたが、
根本的な円安傾向に歯止めがかかっているとは言い難い状況です。

輸出大国から「輸入依存国」への変貌

かつての日本は自動車や繊維などを中心とした「輸出大国」であり、
円安は工業生産を支える強力な追い風でした。
しかし現在の日本は、
エネルギーや食料の多くを海外に頼る「輸入依存国」へと変貌しています。
そのため、円安が進めば進むほど国内の物価が上昇し、
国民生活や企業経営を圧迫するという、
避けがたい状況に直面しています。

為替介入の功罪と国の責任

昨年実施された為替介入では、
結果として約6兆円もの資金が投じられました。
しかし、これは日本による単独介入であり、
欧米との協調が得られたものではありませんでした。

本来であれば、
日米で足並みを揃えて介入すべきでしたが、
現状はアメリカの金利上昇という大きな流れに翻弄されているに過ぎません。
一部の海外投資家がこの乱高下で巨額の利益を得る一方で、
日本全体としては資産が流出し、
国力を弱体化させている懸念があります。
日銀の黒田総裁(当時)の判断も含め、
急激な円安を阻止できなかった国の政策責任は非常に重いと言わざるを得ません。

政治の「経済音痴」と失われたメッセージ

現在の経済政策において、
最も欠けているのは「政治的な強いメッセージ」です。
政府は近年、
ものづくり(製造業)への注力よりも観光立国としての側面を強調してきましたが、
パンデミックで露呈したように、
インバウンドに依存した経済は極めて脆弱です。

また、増税のメッセージは強く発信される一方で、
減税や経済成長への具体的な指針が見えてきません。
国内の研究者や技術者に対する支援よりも、
海外への投資や支援が優先されているかのような姿勢には、
多くの疑問が残ります。
経営感覚を持たない政治家が、
財務省の言いなりになって舵取りをしている現状が、
日本経済の弱体化に拍車をかけているのではないでしょうか。

おわりに

今回は現状把握を中心に、
為替相場と日本経済の危うさについてお話ししました。
このまま円安が「安値安定」として定着してしまう前に、
私たちは現状を正しく理解し、
声を上げていく必要があります。

要約

- 歴史的円安の背景
  - 2022
年に1ドル150円台、32年ぶりの円安。
 最大要因は「日米金利差」拡大(米欧は利上げ、日銀は超低金利維持)。

- 介入の限界と責任
  -
6兆円の単独介入は一時的効果のみ。
 協調介入不在、構造要因(政策金利・YCC)未解決の中で円安基調は継続。
 政策ハンドリングの遅れは重い。

- 日本の構造変化
  -
輸出大国から「輸入依存」へ。
 エネルギー・食料の輸入が物価に直結、円安は家計・企業の実質負担を増大。

- メッセージの欠如
  -
観光依存は脆弱、減税・成長投資の指針が弱い。
 研究・製造の国内投資を後回しにする姿勢が競争力を毀損。

- 必要な視点
  -
「為替=環境、設計=成果」。
 為替に一喜一憂ではなく、価格・為替ヘッジ・調達・資金の設計で耐性を高める。
 政治・日銀には中長期の経営感覚が求められる。

 

この動画から得られること

- 構造理解:日米金利差とYCC、単独/協調介入の違い、輸入依存化の影響
-
家計の実務:金利上昇局面のローン設計、固定費見直し、インフレ対策の基本(分散・在庫・前倒し)
-
企業の実務:価格改定の段取り、為替ヘッジ方針、調達二重化と在庫の適正水準、資金繰り耐性
-
指標の読み方:USD/JPY10年国債利回り、CPI/PPIのしきい値と行動トリガー
-
リスク感応:為替+10円、資材+10%、物流+20%の複合ストレスでの利益・CF耐性の測り方

 

専門家としての付加価値(実務KPI・基準)

- 価格改定
  -
フレーム:価値要素の可視化段階改定(例3%→2%代替案提示(仕様簡素・納期調整)
  - KPI
:改定後3か月の解約率<3%ARPU3%以上

- 為替ヘッジ
  -
比率:3か月先70%6か月先50%12か月先30%(確定分=FWD、裁量=OP/コラープ)
  -
管理:12か月外貨エクスポージャーの四半期更新、ヘッジ結果のP/L帰属を明確化

- 調達・在庫
  -
二重化率:上位SKU70%以上
  -
在庫回転日数:業界中央値±20%以内、急変時は安全在庫を再定義

- 資金・耐性
  - DSCR≥1.2
(為替+10円、資材+10%、物流+20%のストレス下)
  -
手元流動性:月商1.52.0か月+約定返済3か月分

- 家計のローン
  -
住宅ローンは固定/ミックス化を検討、
 金利+12%で月返済+15%以内を目標、
 生活防衛資金612か月

 

例え話

円安局面は「向かい風の登山」に似ています。
風(為替)は止められない。
だからこそ、歩幅(価格改定)を整え、
ザイル(ヘッジ)でつながり、
補給所(調達・資金)を計画すれば、
稜線(安定)まで安全に到達できます。

 

視聴後アクション

- 1. 現状把握:家計は固定費・ローンの金利タイプ、企業は外貨売/仕入・資材/物流構成比をA4一枚に整理
- 2.
価格改定案:価値要素・比較表・段階改定・代替案を文書化(社内合意)
- 3.
ヘッジ方針:12か月エクスポージャーを算出し、比率・手段を金融機関と協議
- 4.
調達二重化:上位SKUのサプライヤー・通貨・インコタームズを見直し
- 5.
資金確保:運転資金ラインの増枠、在庫/支払サイトの調整、生活防衛資金のプール
- 6.
トリガー設定:USD/JPY±5円、10年利回り1.0%、コアCPI±0.5ptで会議招集・対応更新
- 7.
記録と更新:感応度分析と対策効果を月次レビュー、四半期でKPI再設定

 

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