本日は「資産形成の隠れた敵!インフレとは何か?」をお送りします。
世界の何処かで起きている戦争や政情不安、環境破壊、自然災害などで多くの人たちが苦しんでいます。
あなたがそれらを認識していなくともまた、
直接の影響は感じていなかったとしても、
実は私たち大きな影響を受けています。
それがインフレです。
今回はインフレとは何か?
また、インフレが資産形成に及ぼす影響についてお伝えします。

インフレとは簡単に言うと物価上昇です。
インフレには2種類あり、
需要牽引型インフレ(デマンドプルインフレ)と
費用圧迫型インフレ(コストプッシュインフレ)があります。

需要牽引型インフレとは、
需要が増えて物価が上がっていくプラスのインフレで、
費用圧迫型インフレとは、
供給が減って物価が上がっていくマイナスのインフレです。

今の日本は、この両方のインフレが同時に起きています。

プラスのインフレは、
会社が儲かって従業員の給与の上昇につながりやすい。

マイナスのインフレは、
戦争や自然災害などで供給が減ってしまい、
物の価格があがると仕入れなどや光熱費などの費用が高騰し、
会社の利益を圧迫してしまいます。
すると給与や従業員をカットせざるを得なくなります。

日本の場合、
2012年から2021年の10年間のインフレ率が0.5%ほどでした。
つまり、
物価はほとんど変化しなかったと言えます。
現在の世界情勢や経済情勢を鑑みますと
このままインフレが続く可能性が高い。

もし、
インフレ率が年間2.0%だとすると
今の1万円の価値のものが1年後には1万200円。
5年後には約1万1,040円に、
20年後には約1万4,859円になります。

つまり、
今の100万円の価値は、
20年後には約67万円になってしまうということです。

そのためもし現預金などで資産形成をしていた場合、
資産がどんどん減少していくことになります。

資産減少を防ぐには、
現預金をインフレに強いとされる資産に置き換えることを
考える必要があります。

例えば、
インフレで物価が上昇すると
商品やサービスの価格が上がる為、
企業の土地や収益も上がり、
株価も上昇することが多いです。

ですから、
株式投資や株式を投資対象とした投資信託などは、
インフレに強いとされています。

また、
投資を分散させることもリスクを減らす方法の一つです。
今のうちに資産形成を見直してみるのはいかがでしょうか。

引用

2023年10月19日 税理士法人AtoY メルマガ
【インフレ】資産形成の隠れた敵!インフレとは何か?

 

税理士法人 A to Y
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