今回のテーマは、
不動産投資家や経営者にとって避けては通れない「金融機関との付き合い方」です。あくまで主観的な視点から「良い銀行」と「そうでない銀行」について本音で語ります。

金融機関との現在の付き合い状況

まず、現在の取引状況について。
山内氏は信用金庫4行、地方銀行1行、都市銀行3行と幅広く口座を持っています。
一方、徳田氏は利便性を重視し、
近隣に店舗が少ない都市銀行とはあえて付き合わず、
地方銀行や信用金庫を中心に取引を行っています。

最近では口座管理手数料を徴収する銀行も増えており、
使っていない口座は整理していくのが賢明です。
銀行側も合理化を進めていますが、
利用者側も「付き合う価値があるか」をシビアに判断する時代になっています。

「良い銀行」の定義:顧客の立場に立っているか

「良い銀行」として挙げるのは、
常に顧客の目線で動いてくれる銀行です。
例えば、融資の繰り上げ返済を希望した際、
銀行側のノルマの都合で「来月に延ばしてほしい」と打診されることがあります。
顧客には何のメリットもない提案ですが、
こうした自分たちの都合を優先する銀行がある一方で、
事務手続きを迅速かつ気持ちよく進めてくれる銀行もあります。

また、ある信用金庫では、
こちらから依頼しなくても補助金申請(事業復活支援金など)のために、
過去数年分の決算数値を比較した一覧表を作成してくれた事例がありました。
こうした「伴走型」のサポートをしてくれる金融機関とは、
今後も積極的に付き合いたいと感じるものです。

「付き合わない方が良い銀行」の特徴

逆に、注意が必要なのは以下のような特徴を持つ銀行です。

  1. 自分たちの都合(ノルマや財布事情)ばかりを優先する
    顧客の利益よりも、
    自分たちの手数料や目標達成を最優先にする銀行は、
    中小企業のパートナーとしては不適切です。
  2. 合併後に高圧的な態度に変わる
    地方銀行の合併などで規模が大きくなった際、
    「こちらから挨拶に来い」と言わんばかりの不遜な態度をとるケースが見受けられます。
    銀行と顧客はあくまで対等なビジネスパートナーであるべきです。
  3. 担当交代の連絡すら寄越さない
    メガバンクや大規模な地方銀行にありがちですが、
    担当者が変わっても何の連絡もないような銀行は、
    信頼関係を築く意思がないと判断せざるを得ません。
  4. やる気のない担当者が配置されている
    特に中心部から外れたエリアの支店には、
    出世コースから外れた、
    意欲の低い担当者が配置されることがあります。
    顧客の相談に対して親身にならず、
    事務的な対応に終始する担当者では、
    ビジネスの加速は望めません。

結論:淘汰される銀行、選ばれる銀行

本来、地方銀行や信用金庫は中小企業や地域と共に歩むべき存在です。
しかし、中にはメガバンクのような効率性だけを追い求め、
顧客を軽視しているところも少なくありません。

システム障害を繰り返したり、
自分たちの利益だけを追求したりする銀行は、
今後ますます淘汰されていくでしょう。
私たち利用者は、
「自分たちの支払う利息が彼らの給料になっている」という事実を忘れず、
こちら側のサイドに立って真摯に提案をしてくれる金融機関を選び、
関係を深めていくことが重要です。

もし個別の銀行名など、
より具体的な情報が必要な場合は、
ダイレクトにご相談いただければお伝えすることも可能です。
信頼できるパートナー選びが、
投資や事業の成否を分ける鍵となります。

要約

- 現状と前提
  -
手数料徴収や統廃合が進み、利用者側も「付き合う価値」を選別する時代。
    口座の持ち過ぎはコストと管理負担を生むため棚卸しが必要。

- 良い銀行(伴走型)の条件
  -
顧客起点で迅速・誠実に動く(繰上返済・事務の即応、顧客メリットの明確化)。
  -
補助金・制度融資・資料整備を先回りで支援(比較表を自主作成するなどの伴走)。
  -
関係性の透明性(担当交代の事前通知、目的・KPIの共有、定例対話の設計)。

- 付き合わない方が良い銀行の特徴
  -
ノルマ・自社都合を優先(期ズレ依頼、手数料稼ぎの回転営業)。
  -
合併後の高圧対応/担当交代の無連絡/やる気のない担当配置。
  -
顧客価値より効率性だけを追求し、地域・中小と歩む姿勢が乏しい。

- 結論
  -
金融は「選ぶ」時代。
    自分たちの利息が銀行の給与である事実を忘れず、
    顧客側に立って提案・伴走できる金融機関と関係を深める。
    基準に満たない先は整理・乗り換えを躊躇しない。

 

この動画から得られること

- 見極め基準
  -
良い銀行/悪い銀行の具体兆候リスト(対応速度・提案の顧客利益・通知運用・担当品質)。

- 交渉と比較
  -
提案比較の軸(APR=実質年率、総支払TCO、違約金、担保・保証、コベナンツ、手数料明細)。

- 関係マネジメント
  - QBR
(四半期レビュー)のアジェンダとKPI(売上・粗利・DSCR・資金繰り)。

- ガバナンス
  - 議事録・条件表・サービスレベル合意(SLA)、担当交代時の合意運用。

- リスク管理
  -
取引縮小・解約のトリガー、障害・不祥事時のエスカレーション、口座統廃合の進め方。

 

専門家の付加価値(実務テンプレート)

- 銀行スコアカード(100点)
  -
対応速度(一次応答48h/書面回答期限)、
    顧客利益の明確化、
    提案の比較可能性(根拠資料)、
    担当継続性・ 交代連絡、
    障害・不祥事対応、
    QBR実施、
    手数料透明性、
    補助金・制度融資の先回り支援。

- 交渉質問集(抜粋)
  -
総支払額(APR/TCO)の根拠は?
    違約金免除の条件は?
    担保差替・解放の基準は?
    金利見直しトリガーは?
    事務・保証・評価手数料の内訳は?

- QBRアジェンダ
  - 1)
直近KPI(売上・粗利・DSCRCF
    2) 前回ToDoの実行状況
    3)
市況/金利見通し
    4)
資金調達計画(6–12カ月)
    5)
課題と次回アクション

- 条件・ガバナンス
  -
サービスレベル合意(SLA):応答時間・担当固定・障害時連絡経路。
                                                   議事録テンプレ(決定・宿題・期限)。

- 取引停止トリガー(例)
  -
無通知の担当交代複数回
    合併後の高圧対応
    約定違反・不祥事の隠蔽
    繰上返済や借換え妨害。
    閾値超過で段階的縮小解約。

- 口座棚卸フォーマット
  -
目的別(決済用、資金調達、投資、補助金)に役割紐づけ。
    手数料・障害履歴・連絡品質を記録し、残す/解約を判定。

 

視聴後アクション

- 口座を棚卸しする
  -
すべての口座の目的・手数料・最近の利用実績を書き出し、解約候補に印を付けます。

- 銀行を採点する
  -
スコアカードで主力23行を採点。合計点が閾値未満は縮小・見直し対象に。

- QBRを設定する
  -
四半期ごとの定例面談日を銀行と確定。
    アジェンダを事前送付します。

- 提案比較表を作る
  -
進行中の融資・借換提案をAPR/TCO・違約金・担保で並べ、最有利案を客観選定。

- 担当交代運用を合意する
  -
交代時の事前通知・引継議事録・連絡期限をSLAで合意。
     守られない場合のエスカレーション先も確認。

- 解約手続きを1件進める
  -
利用のない口座またはスコアが低い先を1件解約し、管理を軽量化します。

 

例え話

  銀行はライフラインの配管と同じです。
見えない所で流れを支え、
漏れや詰まりがあれば即座に対処する
――
この基本ができる配管工とだけ付き合うべきで、
継ぎ目だらけで連絡も来ない業者とは契約を続けるべきではありません。

 

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