【深刻】分譲マンションの空き家問題が、一戸建て以上に困難を極める理由

一戸建ての空き家問題も深刻ですが、
現在、分譲マンションの空き家問題もまた、
一戸建てとは異なる意味で非常に深刻化しています。
その背景には、マンション特有の構造的な問題があります。

  1. 供給過多と立地による需要の格差

都市部で賃貸需要がある場所ならまだしも、
郊外や駅から離れた場所ではマンションの空き家が目立っています。
それにもかかわらず、
建設会社やゼネコンは次々と新しいマンションを建て続けています。
彼らにとっては「建てること」が利益に直結するため、
将来的な需要や維持管理のことは二の次になりがちです。
その結果、将来的に負債となるような物件が市場に溢れてしまうのです。

  1. 合意形成の難しさ:4/5以上の賛成という高い壁

マンションが古くなり、
大規模修繕が必要になった際、
一戸建てなら所有者一人の判断で修理できます。

しかし分譲マンションの場合、
大規模な修繕や改修を行うには、
管理組合(区分所有者)の「5分の4以上」の賛成が必要になります。

新築時は全員が同時期に入居しますが、
時間が経てば転売や賃貸化が進み、
所有者が変わります。
空き家が増えると所有者と連絡がつかなくなることも多く、
この「5分の4」という合意を取り付けることが極めて困難になります。

  1. 不透明な修繕費用と積立金の不足

多くのマンションでは将来の修繕に備えて「修繕積立金」を徴収していますが、
いざ修繕の時期になると、
積立金が不足しているケースが多々あります。

ここで問題になるのが修繕費用の「不透明さ」です。

例えば、マンションを建てた建設会社に見積もりを依頼すると、
驚くほど高額な金額を提示されることがあります。
試しに外壁塗装の専門業者に直接見積もりを取ると、
建設会社の提示額の半分程度で済むことも珍しくありません。

管理会社や建設会社の中には、
非常に高い中間マージンを上乗せしているケースが見受けられます。

  1. 区分所有者にのしかかる「追加徴収」の負担

積立金が足りない場合、
不足分を区分所有者から一時金として追加徴収したり、
管理組合が多額のローンを組んで修繕を行ったりすることになります。

私自身もマンション経営において苦い経験があります。
管理組合から十分な説明や明確な合意がないまま、
追加の修繕費用が発生し、
その返済のために5年間にわたって多額の支払いを余儀なくされました。
空き家が増えて一軒あたりの負担が重くなれば、
さらなる管理費の滞納や空き家の増加を招くという悪循環に陥ります。

結論:仕組み自体の見直しが必要

マンションの空き家問題は、
住民が減ることで修繕費の確保ができなくなり、
建物が放置されるという致命的なリスクを孕んでいます。
この構造は、現在の社会保険制度やかんぽ生命の問題などにも似ており、
当初の計画と実態が大きく乖離してしまっています。

「建てる側」の利益が優先され、
購入後のリスクが区分所有者に押し付けられる今の仕組み自体に、
私たちはもっと疑問を持つべきではないでしょうか。
追加工事のトラブルや積立金の不足は、
今後さらに多くのマンションで表面化していくはずです。

要約

- 需要と供給(供給過多・立地格差)
  -
都市部で賃貸需要が見込める立地はまだしも、郊外や駅遠では分譲マンションの空き家が目立つ
  -
それでも新規供給は続きやすく、建てる側の利益が優先され、将来の需要や維持管理が後回しになりやすい

- 意思決定(合意形成の高い壁)
  -
大規模修繕や改修は、区分所有者の5分の4以上の賛成が必要
  -
時間の経過で転売・賃貸化・相続が進み、所有者不明や連絡不能が増えるほど合意が取りにくくなる

- お金(修繕費の不透明さと積立不足)
  -
修繕積立金を徴収していても、いざ修繕期に不足するケースがある
  -
見積が不透明になりやすく、管理会社・建設会社の中間マージンが大きいと、必要以上に費用が膨らみ得る

- しわ寄せ(追加徴収と悪循環)
  -
積立不足は一時金の追加徴収や管理組合の借入につながり、区分所有者の負担が増える
  -
負担増は滞納を呼び、滞納は修繕不能を招き、修繕不能は空き家増につながるという悪循環に入りやすい
  -
発信者自身の経験として、十分な説明や合意が曖昧なまま追加費用が発生し、長期間の支払いを余儀なくされた

- 結論(仕組みの見直しが必要)
  -
分譲マンションの空き家問題は、住民減で修繕費を集められず、建物が放置される致命リスクを内包する
  -
建てる側の利益と、買った後のリスク配分の歪みに、より強い問題意識が必要

 

例え話

   分譲マンションは、
1
人で
自由に
修理できる
持ち家というより、
共同運営の船に
近いものです。

乗組員が減り、
会費が集まらず、
修理の合意も
取れないと、
船体の傷みが
進んでも
直せず、
結果的に
全員の資産価値が
沈んでいきます。

 

この動画から得られること

- 構造理解
  -
なぜ分譲マンションの空き家が戸建て以上に難しくなるのかを、仕組みで説明できるようになる

- 購入判断の軸(専門家としての付加価値)
  -
立地・需給だけでなく、管理の健全性(合意形成・資金・運営)の見方が手に入る

- 修繕費リスクの見抜き方
  -
修繕積立金不足、見積の不透明さ、中間マージンの疑いを点検する観点が分かる

- 将来負担の回避
  -
追加徴収や借入修繕が起きやすい物件の特徴を押さえ、回避行動に落とせる

- 悪循環の止め方
  -
滞納増修繕不能資産価値低下の連鎖を、どこで止めるべきかが整理できる

 

視聴後アクション

- アクション1(購入前・10分)管理資料を3点セットで確認する
  -
長期修繕計画
  -
修繕積立金の残高と推移
  -
総会議事録(直近23期)

- アクション2(購入前・15分)次の質問を不動産会社か管理会社に投げる
  -
直近の大規模修繕はいつ、総額はいくら、1戸あたり負担はいくらでしたか
  -
修繕積立金の値上げ予定はありますか。過去に一時金の徴収はありましたか
  -
管理費・修繕積立金の滞納戸数は何戸ですか(比率も確認)

- アクション3(保有中・15分)見積の取り方を標準化する
  - 1
社提示で決めない
  -
建設会社一括だけでなく、工種別に専門業者からも見積を取り、差の理由を言語化する

- アクション4(家族会議・10分)追加徴収に耐えられる上限を決める
  -
いくらまでなら一時金に対応できるか
  -
対応できない場合の出口(売却・賃貸・住替え)を事前に決め、先送りを止める

 

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