東京23区の新築マンションの6割が「億ション」となり、
供給は減少傾向にあります。
一方で、価格は新築・中古ともに右肩上がりを続けており、
それに伴い初月の契約率は鈍化しています。
価格の高騰により、実際に購入できる層が限られてきているのが現状です。
また、都心部では現金で購入する層が目立ち、
海外資金が市場を支えています。
これらは主に投機目的であり、
さらなる値上がりを期待した投資と言えるでしょう。
かつてのバブル期における「地上げ」を彷彿とさせる動きも見受けられますが、
本当に住まいを必要としている人の手に渡らない現状は、
不動産開発の本質を問い直す必要があります。
「売れればそれで良い」というデベロッパーの姿勢には、
道徳観の欠如を感じざるを得ません。
以前に比べれば改善された面もありますが、
依然として自身の利益を優先し、
道徳を二の次にする業者が存在します。
お互いの利益がぶつかりやすい不動産業界だからこそ、
「誰から買うか」という見極めが非常に重要になっています。
東京23区「6割が億ション」の月も、新築マンション市場の「富裕層シフト」はいつまで続くのか
https://www.rakumachi.jp/news/column/389046
記事の要約(MECE)
- 市況の現実
- 東京23区の新築の約6割が1億円超(いわゆる億ション)。供給は減少、新築・中古とも価格は右肩上がり、初月契約率(一次取得の吸収力)は鈍化。
- 実需の購入層は縮小。都心は現金購入と海外資金の比率が上がり、値上がり期待の投機的マネーが相場を下支え。
- 含意(歪み)
- 実需が取り残され、住まいのアクセスが悪化。かつての「地上げ」を想起させる事例もあり、開発の倫理・社会的使命が問われる。
- 「売れれば良い」という姿勢や、利害衝突の多い業界構造の中で、売り手の姿勢・ガバナンスの見極めが重要に。
- 今後の視点
- 価格・契約率・実需の三角形がほどけつつあり、一次取得の選択肢(中古・外延部・面積調整・賃貸高度化)へのシフトが進む可能性。
- バイヤーは数字(KPI)と売り手の倫理性(トラックレコード・開示)で判断する時代へ。
この動画から得られること(Learning Outcomes)
- 市況KPIの見方
- 初月契約率(70%が分水嶺)/在庫月数(6カ月超は買い手優位)/PIR(年収倍率:都心は12倍超の局面)
- 実需の線引き(数字)
- 返済負担率PITI:手取りの25〜30%以内/LTI:年収の7〜8倍以内/頭金+予備費(6カ月分)確保
- 「買う/待つ/借りる」の判断フロー(KPI×家計×物件)
- 物件選びの実務
- 中古×駅近(徒歩10分・ハブ駅)、適正面積(50〜65㎡)、仕様の優先順位(断熱・配管・管理評価)
- 購入時の“撤退条件”(価格・仕様・管理・瑕疵)を先に定義
- 売り手の見極め
- 品質・保証・長期修繕計画・管理の透明性、ESGと近隣配慮、モデルルームと実物の差、説明責任(一次情報)の有無
- 代替案
- 賃貸高度化(断熱・遮音・家電付)、外延×快速停車駅×駅直結の中古、スモールダウンサイジング(間取り効率)
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例え話
市場は「満席に近い劇場」に似ています。
最前列(都心・新築)は高く、
後方(外延・中古)にも良席はあります。
暗転(契約鈍化)の合間に、
舞台(KPI)を見直し、
席(物件)と予算(家計)を合わせる人が、
満足度の高い鑑賞(居住)を得ます。
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専門家としての付加価値(実務の勘所)
- 価格局面の判定
- KPI三点セット:初月契約率/在庫月数/PIRで“熱さ”を評価。3指標が悪化→交渉余地拡大。
- 家計の守り
- 変動金利の感度分析(+1%で月返済がいくら増えるか)、固定化/繰上返済の回収年数、長期修繕費・固定資産税の年額見込みを先に反映。
- 物件デューデリ
- 中古は配管・断熱・管理(修繕積立金/長計/議事録)と外装・設備の更新履歴を一次情報で確認。
- 売り手の評価
- デベロッパー/売主のトラックレコード(瑕疵対応・アフター・修繕実績)、契約書の免責条項、表示と実物の齟齬リスクを精査。
- 交渉と契約
- 指値はKPIと比較事例・是正費用の根拠を添える。重要事項は書面化し、撤退条件(住宅ローン特約・是正期限)を明記。
視聴後アクション
- まず数字を確認
1) 初月契約率・在庫月数・PIRの最新値をメモ(概要欄にリンク)。
2) 自分の返済負担(PITI)と借入倍率(LTI)を計算し、上限を決めます。
- 次に物件候補を整理
3) 中古×駅徒歩10分以内×50〜65㎡で3件選び、配管・管理・修繕の資料を取り寄せます。
4) 指値の根拠(比較事例・是正費用)を作り、撤退条件を契約書に入れる準備をします。
- 売り手を見極める
5) デベロッパー/売主の実績・アフター・長計をチェック。説明が曖昧なら候補から外しましょう。
数字(KPI)と倫理(誰から買うか)で、
後悔しない一手を。
今日から準備を始めましょう。
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