「資産を現金で持っていると、インフレ(物価上昇)が起きた時に資産価値は目減りする」と聞き、
何となく不安に思っている方も多いかもしれません。
資産を守るには、
インフレリスクの回避が大切です。
このリスク管理ですが、
想定外があるとしたらそれはリスク管理とは言えません。
2011年の東日本大震災や福一、
神戸大震災、熊本地震や雲仙普賢岳の噴火など
過去に学ぶべき事例はいくつもあります。
リスク管理とは、
最悪の最悪を想定してそれを回避するためには、
どうするかの対応策をいくつも練り上げることが、
とても大切です。
モノ・サービスの価値が上がると相対的にお金の価値が下がる
昨今ではガソリン・灯油といった石油製品のほか、
食品や建材、素材などの値上げが相次ぎ、
話題になっています。
そもそもインフレ(インフレーション)とは、
モノ・サービスの値段が上昇することで、
相対的にお金の価値が下がることをいいます。
今まで100円で買えていたリンゴが、
150円になったと仮定しましょう。
すると、100円にリンゴ1個の価値がなくなったことになります。
これが『(実質的に)お金の価値が下がった』ということです。
ほかにも、
政府がお金を大量に発行し過ぎたために、
お金の価値が著しく下がり、
インフレになってしまったという海外のケースも存在します。
いずれにせよ、
移り変わりの激しい世の中において、
『お金の価値』はいつも一定ではありません。
資産を守るためには、
インフレ対策も重要なのです。
やや脇道にそれますが、
インフレに対して『デフレ(デフレーション)』という言葉も存在します。
これは、モノの値段が下がり、
相対的にお金の価値が上がることをさします。
日本は長らくデフレであると言われているため、
インフレ対策と聞いて「ピンとこない」と思った方も多いかもしれません。
しかし、
最近になって状況は変わりつつあります。
新型コロナウイルス感染症からの経済回復期待により、
世界的にインフレの高進を懸念する声が高まっており、
日本も例外ではないのです。
大切な資産を守るためにも、
このタイミングで資産のポートフォリオを見直したほうが良いかもしれません。
インフレリスクに強い資産は?有価証券や現物投資など
では、
インフレリスクに強い資産には、
どのようなものがあるのでしょうか。
一般的に、
最初に検討されるのは株式です。
インフレ下では物価が上昇するため、
その分だけ企業収益が増加します。
その結果、
株価も値上がりするので、
財産が目減りすることは避けられます。
但し、
インフレ下での企業の業績自体が悪化する可能性はあるので、
その点は考慮が必要です。
特に株式は、企業が倒産すれば、
0(ゼロ)になるリスクがあります。
また、
価値が下がりにくいと言われているのが、
不動産や金(きん)などへの『現物投資』です。
金には「金そのものの価値」があるため、
安全な資産という認識が高く、
インフレ対策としては手堅い選択肢であると言えます。
不動産はインフレに連動して資産価値が上がるため、
購入時よりも高い価格で売却できたり、
高い賃料で貸し出したりする可能性があります。
もちろん、
場所によってですが。
インフレリスクに備え、
一度手元にある資産の見直しから始めてはいかがでしょうか。
過去に起きたリスクを省みずにリスク管理することは、
過去に目を閉ざすことになります。
ワイツゼッカー元大統領の演説で有名な言葉に、
『過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる』
があります。
リスク管理を想定外で済ませてはいけない。
過去に起きた事例としっかりと向き合い、
超悲観的に事が起こると想定して、
対応策を練り上げることが、
リスクマネジメントとなる。
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