不動産投資における「自分ルール」:名古屋市場の変遷と融資の判断基準
不動産投資を数多くこなしていると、当然ながら試行錯誤(トライ&エラー)の連続となります。多くの経験を積む中で、私なりの「購入時のルール」が明確化されてきました。
- 名古屋市場の底値時代と変遷
特に思い出深いのは、2005年の「愛・地球博(愛知万博)」が開催される2〜3年前の名古屋市場です。当時は東京の価格もまだ上がりきっておらず、名古屋の物件はまさに底値の状態でした。
その頃は、地元の人だけでなく、東京や札幌など全国の投資家が名古屋のポテンシャルに注目していました。私の友人も、当時は競売(入札)で物件を落札することができましたが、万博以降、潮目が変わりました。地域全体のポテンシャルが認知されるにつれ、価格が急騰し、個人の投資家が太刀打ちできないような大きな資本が流入してきたのです。
- 都市部物件の弱点と銀行評価のギャップ
名古屋に限らず、都市部の中進部の物件には共通の弱点があります。それは「土地が狭い」ことです。土地が狭いと、銀行の担保評価(積算価格)が伸びにくくなります。
投資家としては「収益還元法(その物件がいくら稼ぐか)」で判断し、十分に回る物件だと確信していても、銀行の評価基準は依然として「土地の担保力」を重視する傾向があります。そのため、建物が新しく収益性が高くても、土地の評価が低いという理由で融資が難航することがあります。
- 鉄則:追加担保を求められたら「買わない」
ここで、私の中の重要なルールが登場します。銀行から融資の条件として「追加担保(別の所有物件を担保に入れること)」を求められた場合、私はその物件の購入を見送ります。
銀行が追加担保を求めてくるのは、裏を返せば「その物件単体では評価が足りない」と判断している証拠です。また、銀行側が「融資を断るための口実」として、あえて厳しい条件を提示しているケースもあります。
私にとって、他に所有している「綺麗な(担保に入っていない)物件」を安易に差し出すことは、将来の投資の幅を狭めるリスクでしかありません。そこで無理をしてまで買う必要はない、縁がなかったのだと割り切るようにしています。
- 例外ルール:隣地の購入
ただし、唯一の例外があります。それは「自分の所有物件の隣地」が売りに出た場合です。
隣地を購入することで、敷地が広がり、一体利用によって土地全体の価値やポテンシャルが飛躍的に高まるからです。このような戦略的なメリットがある場合に限り、追加担保を検討することもあります。
結論:仕組みを理解し、主体的に判断する
現在の銀行の考え方では、現金を持たない人が都市部の狭小地物件で融資を引くのは非常に難しくなっています。建物がいくら立派でも、土地としての担保価値がなければ、銀行は首を縦に振りません。
投資家は、銀行の評価基準や断り文句の本音を理解した上で、自分なりの「撤退ライン」や「購入ルール」を持つことが、失敗しないための鍵となります。
要約
- 市場の変遷(名古屋の底値から上昇へ)
- 2005年の愛知万博前は名古屋が底値で、全国の投資家が注目していた
- 万博以降は地域の評価が上がり、価格が上昇。
個人より大資本が入りやすい局面へ移行した
- 都市部物件の構造的弱点(土地が狭い問題)
- 都市部の中進エリアは土地が狭く、銀行の担保評価(積算)が伸びにくい
- 投資家は収益還元(稼ぐ力)で見ても、銀行は土地評価を強く見るため、評価ギャップが起きる
- 融資判断の自分ルール(撤退ライン)
- 追加担保を求められたら買わない
- 理由は、物件単体の評価不足を示しやすく、将来の投資余力(担保余白)を削るリスクが高いから
- 例外ルール(隣地取得)
- 自分の所有物件の隣地は、敷地拡張による価値向上が見込めるため、追加担保を検討する余地がある
- 結論(銀行の本音を理解し、主体的に線を引く)
- 現金が薄い状態で都市部狭小地に融資を付けるのは難しくなっている
- 銀行の評価軸と断り文句の背景を理解し、購入ルールと撤退ラインを先に決めることが失敗回避の鍵
例え話
融資交渉は
試合の
ルール確認に
似ています。
投資家は
得点(収益)で
勝てると
思っていても、
銀行は
体格(担保)で
入場制限を
かけることが
あります。
ルールが
違う以上、
先に
撤退ラインを
決めておく
必要が
あります。
この動画から得られること
- 市況理解
- 名古屋の底値期から上昇局面で、投資家の戦い方がどう変わったかを整理できる
- 銀行評価の読み方(専門家としての付加価値)
- 収益還元と積算評価の違いを踏まえ、なぜ融資が止まるのかを説明できるようになる
- 追加担保が「条件」ではなく「シグナル」になり得ることを理解できる
- ルール化の技術
- 購入判断を感覚でなく、撤退ラインと例外条件で運用できる
- 将来余力の守り方
- 担保余白を不用意に差し出さず、次の投資機会を残す思考が身につく
- 例外判断の作り方
- 隣地取得のように、価値が跳ねる条件がある場合の検討手順が分かる
視聴後アクション
- アクション1(10分)自分の購入ルールを1枚に書く
- 例:追加担保を求められたら原則見送り
- 例:狭小地は担保が伸びない前提で、自己資金比率を上げる/別案に切り替える
- アクション2(15分)銀行評価の前提を分解して確認する
- 土地の評価が伸びるか(面積、接道、用途、流通性)
- 建物収益が成り立つか(賃料、稼働、経費、修繕)
- 借り手の耐久性(自己資金、既存借入、返済余力)
- アクション3(20分)追加担保を求められた時の質問を準備する
- 物件単体の評価はどこが不足しているのか
- 追加担保が必要な期間と解除条件は何か
- 追加担保なしで成立する代替案(融資額、金利、自己資金)を提示できるか
- アクション4(例外検討)隣地案件は価値が上がる根拠を数字で作る
- 敷地拡張後に何が改善するか(建替え可能性、駐車場、容積の使い方、流通性)
- 改善が「想像」ではなく「計画」になっているかを確認する
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