【気になった言葉を調べるシリーズ】 『鳩る』。
何かしらの祈願をする際に、
祈願文を唱えるわけだが、
最後に、
鳩る所の功徳に依って、定難を変じ転じて離苦得楽を守護し給え。 
と唱える。
耳で聞いているだけだと、
『集』をイメージするが、
漢字表記すると
『鳩』となる。
なぜに、鳩と表記するのかとても気になったので、
少し調べてみた。

鳩(はと)

①ハト目の鳥の総称。

くちばしは先端が膨れて曲る。

巣は樹上に枯枝を集めて積み上げた簡単なもの。

日本ではアオバト・キジバトなどあるが、
一般には飼養種のイエバトを指すことが多い。

平和の象徴とされる。

鳩に三枝の礼あり

鳩は親鳥より三枝下に止まるということから、
礼儀の重んずべきことにいう。

鳩に豆鉄砲

突然の事に驚いて目をみはるさまにいう。

鳩吹く

猟人が鹿を呼び寄せる時など、
両掌を合わせて吹き鳴らして、
鳩の鳴き声を出す。

鳩を憎み豆を作らぬ

鳩が豆をついばむことを憎んで、
人が必要とする豆を作らない。
わずかなことにこだわって必要なことをせず、
かえって自分や世間の損害を招くことのたとえ。

広辞苑 岩波書店

キュウ・ク・はと

解字

形声。
九(きゅう)が音を表わす。
鳥名。
また音が通じる『勹に九』(きゅう)に借用されて、
集まる意に用いられる。

字義

①はと。
はと科の鳥の総称。

➁あつまる。あつめる。

③やすんじる。やすらか。

④蒙鳩(もうきゅう)は、みそさざい

鳩合(きゅうごう)

集める。集まる。
鳩集・鳩聚(きゅうしゅう)・糾合

鳩尾(きゅうび)

みずおち。みぞおち。
胸と腹との間のくぼんだところ。

漢和中辞典 角川書店

平和の象徴である鳩ではあるが...

鳩槃茶(くはんだ)

人の精気を吸い、動作速く、甚だしく変化する悪神。
馬頭人身に描く。
鳩槃茶夜叉神。

平和とは、
全く似つかわしくない神の名にも使われている。

因みに、
聖徳太子は末の世に、
この鳩槃茶が現れると預言している。

要約

- 問題意識(なぜ調べたか)
  -
祈願文の締めに出てくる「鳩る」という語が、耳で聞く印象(集める)と、漢字表記「鳩」が一致しないように感じたため、語義と由来を確認した。

 

- 辞書的整理(鳩と鳩るの語義)
  -
鳩(はと)は鳥の名称として一般に知られ、平和の象徴として扱われる。
  -
漢字の「鳩」は、鳥名に加えて「集まる・集める」「安んじる・安らか」といった意味でも用いられる。
  -
鳩合、鳩集、鳩聚など、集まる意味での用例がある(糾合と同系のニュアンス)。

 

- 文化的補助(ことわざ等の用例)
  -
鳩に三枝の礼あり(礼儀)
  -
鳩に豆鉄砲(驚く)
  -
鳩を憎み豆を作らぬ(小事に囚われ本質を損なう)

 

- 重要な含意(平和一色ではない)
  -
「鳩」が含まれる語には、鳩槃茶(くはんだ)のように、精気を吸う悪神という説明を伴うものもある。
  -
したがって「鳩=平和」の単線的理解ではなく、語の歴史的・宗教的文脈を踏まえて読む必要がある。

 

- 結論(今回の到達点)
  -
祈願文の「鳩る」は、鳥としての鳩だけでなく、漢字が持つ「集める・集まる」等の字義を背景に成立している可能性が高い。
  -
同時に、鳩を含む語が必ずしも平和的とは限らず、言葉は文脈で意味が振れる。

 

例え話

   「鳩」
という字を
平和の象徴だけで
読むのは、
看板の
色だけで
店の中身を
決めつけるのに
似ています。

文字は
入口であり、
意味は
用例と文脈で
確定します。

 #鳩る #語源 #功徳

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