特定の属性を持つ消費者に狙いを定めた
『特化型ビジネス』が注目を集めています。
特化型ビジネスは、
消費者のセグメントが多様化した現代にもマッチしており、
経営資源の限られた中小企業にも有効です。
というか中小企業にこそ取り組んで貰いたいことではあります。
ただ、取り組み方によっては、
かえって落とし穴に落ちてしまうということもありますので、
その辺りに注意を払いつつ、
戦略を立案することをお勧めします。

特化することで刺さる!大手と競合しない『特化型』とは

中小企業にとっては、
『万人受け』を目指すことが、
あまり良くない結果を生むという考え方があり、
狭い分野に特化した特化型ビジネスを始める企業が増えました。

まずは、
特化型ビジネスの基本となる考え方について説明します。

その一つは、
『市場細分化戦略』です。
これは、似たような趣味趣向やライフスタイルを持つ消費者ごとに区分し、
そのグループの需要に合わせた商品やサービスを提供するという経営戦略です。
当然、
全体のユーザー数は減ってしまいますが、
コアなユーザーに何度もリピートしてもらうことで、
収益を上げることが可能です。

また、
競合他社とは異なる商品やサービスで消費者の誘因を図る『差別化戦略』も
ビジネスを特化型にするにあたり、
重要な考え方です。
差別化戦略は、
商品・サービスに独自の価値を持たせることで、
自社の優位性を保ち、
価格競争を避ける方法です。
『それしかない』という価値を持つ商品やサービスは、
一定数のユーザーから支持が期待できるので、
独自のポジションを保つことができます。

この2つの考え方を組み込んだビジネスこそが、
今回紹介する特化型ビジネスです。

大手企業は経営資源が豊富なので、
大量の人材や資材で、
万人受けする商品やサービスを大規模流通させることができます。
しかし、経営資源が限られている中小企業は、
ターゲティングと差別化がより有効な顧客獲得手段になり得ます。
自社の特化分野を決め、
そこに集中して経営資源を投入することが、
消費者に刺さる『フック』づくりにつながるのです。

高級食パンも特化型ビジネス!様々な成功例を紹介

特定の商品にターゲティングした特化型ビジネスは、
各業種で成功例を出しています。

一例ですが、
全国に生まれた高級食パンの専門店も
ロールモデルの一つといえるでしょう。
様々な種類のパンが置いてあるベーカリーではなく、
あくまで『食パン』に絞った出店は、
その珍しさから食パンそのものの味や
開発秘話といった魅力がクローズアップされ、
多くの行列店を作りました。
1斤1,000円程度と通常の食パンと比べて割高感があったことが、
かえって宣伝効果を生みました。

また、
最近ではネットの求人サイトも特化型が増えてきました。
ホテル業界やブライダル専門、不動産業界専門といった業界特化型のほか、
フリーランス専門、特定地域専門など、
細分化されたマッチングサービスが存在しています。

さらに、
旧車やレコード、高級音響機器、スポーツ用品など
特定分野に絞って商品を扱うECサイトも存在します。
インターネットで多様な層の集客が可能になったことで、
特化型ビジネスは今まで以上の盛り上がりを見せています。

もし自社に「いまいち強みがない・・・」と思われる商品やサービスがあれば、
『特定層向け』というコンセプトの元、
再企画してみてはいかがでしょう。

その際には、
上記にあげた2つの戦略を忘れずに、
ターゲットよりも明確なペルソナを描き、
自社の商品やサービスを練り上げていってください。

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