氣になった言葉や頭の中にふっと沸いた言葉を調べて、
改めてその言葉の意味を感じるシリーズ。
言葉は言靈であり、言葉は行動を伴う。
言葉にすることで、未来を実現する方向に自分を導いてくれる。
だからこそ、言葉の意味をしっかりと感じ、
丁寧に目に見える世界ではなく、
目に見えない世界を大切にする。
そういう意味でも、言葉の意味をしっかりと五感と第六感で味わい感じる。

太極
中国で、
易学から発し、
宋学の宇宙論の中で重視された概念。
天地がまだ分かれない以前の宇宙万物の元始。
宇宙の本体。
万物生成の根元。
周敦頤の「太極図説」、
太極を氣一元と捉える記載の太虚説、
太極に理を想定する朱熹の理氣説など
太極図説
北宋の周敦頤の著、
無極たる太極から陰陽・五行・万物の生成する発展過程を図解した太極図を作り、
これに説明を加えた著。
一巻。
南宋の朱熹が、
これについて「太極図解」「太極図説解」を著したことから有名になった。
太(タイ・タ・ふと)
解字
指事。
大に重ね字のしるしを加えて、
大大、
つまり非常に大きい、
はなはだしい、
また、
ふとい意を表した。
字義
①ふとい(し)。おおきい。きわめて大きい。
➁こえている
③はなはだ。はなはだしい。
④はじめ。「太初」。
極(キョク・ゴク・きわ)
解字
形声。
亟が音を表し、
最上の意の語原からきている。
もっとも高い所にある木、
棟木の意から、極端・最高・最上・中心などの意に用いる。
字義
①むね。むなぎ。
➁家のしん柱。
③きわめる。きわまる。きわみ。はて。かぎり。「窮極」。
④物事の最上・最高、また、最終。
⑤きわめて。この上なく。はなはだ。
⑥いたる。
⑦天位。帝位。「登極」。
⑧とおい。
⑨すみやか。
⑩つかれる。やむ。くるしむ。
⑪中心。中央。まんなか。
⑫方位。方角。むき。
⑬のり。みち。中正の道。
⑭地軸の両端。「北極」「南極」
⑮磁石の両極にあって、磁力の最も強く働く部分。「磁極」。
⑯陰陽両電気の出入りする所。「電極」
⑰(数)球の中心を通る直線が球面と交わる二点。
⑱星の名。「北極星」「南極星」。
⑲太極は、天と地がまだ分かれない以前、また、天地の本体。
⑳最上の原理。三極は天地人。
要約
- シリーズ趣旨(言葉を調べる意味)
- ふと浮かんだ言葉を辞書で確認し、意味を「理解」ではなく「感じ直す」ことを目的とする
- 言葉は言霊であり、言葉にすることで行動と未来の方向性が定まる、という立場を取る
- 太極とは何か(概念の定義)
- 易学から発し、宋学の宇宙論で重視された概念
- 天地がまだ分かれない以前の宇宙万物の元始、宇宙の本体、万物生成の根元
- 太極の学説的背景(代表例)
- 周敦頤の太極図説:無極たる太極から陰陽・五行・万物が展開する過程を図解
- 朱熹の注釈や理気説などにより、太極理解が整理・拡張された
- 漢字分解(太・極の字義)
- 太:大に重ねの印を加え、非常に大きい、はなはだしい、太初などの意味領域
- 極:棟木・中心・最上・最高・究極・中正の道など、到達点や中核を示す意味領域
- 太極:天地未分の本体、最上の原理としての位置づけが示される
例え話
太極は、
氷が
溶けて
川になる前の
「水そのもの」に
似ています。
形(川・雨・海)は
変わっても、
本体としての
水が先にある、
という捉え方です。
専門家としての付加価値
太極は
宗教語というより
「概念装置」です。
陰陽・五行・万物を
説明する前に、
議論の
土台となる
「起点(元始)と本体(根元)」を
先に
固定するための
言葉として
整理すると、
理解が
混線しにくくなります。
#宇宙論 #概念整理 #東洋思想
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