物事には原因があって結果がある。
そして、結果が次の原因となって次の結果を生む。
ただ、同じことが繰り返されているようにみえても
全く同じことが繰り返されているわけではない。
1日1日の変化と同じで、その変化のスピードは違っていても、
春夏秋冬と少しずつ変わっている。
その中で、必ず変化の兆しというものがある。
それに氣づくか氣づかないか。
その僅かな違いが後々大きな違いとなって現れる。

今起きている現象を見ても結果は変わらない。
だが、結果を原因とすれば、
次の結果を変えられる。
その為には、兆しをどう捉えるか。

近視眼的にミクロばかり気にしていると全体の流れを見誤る。
そこに捉われることなく、
俯瞰して変化を感じる。
目で観るだけでなく、
五感を駆使して感じること。
そして、
靈感もそこには必要となってくる。

自分の無意識が感じる感覚。

人は元来この力を宿しているのだが、
鈍くなって感じることが出来なくなっている。
無意識を意識下に置き、
無意識に行っているものを意識して行うことで、
この感覚を呼び戻すことが出来る。

この感覚を呼び覚まし、
研ぎ澄まし、
磨き続けることで、
兆しを捉える感度が、
より精度が高くなる。

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