相続は一生のうちに何度も経験するものではないため、
いざ相続が発生したときに、
何をどうすればよいのかわからずに、
悩むことが多くあります。
相続手続きの手順や
そこにかかる費用も
その中の一つといえるでしょう。
相続が発生した時、
どのような段階で、
どのようなものが必要となり、
どれだけ費用が発生するのかを確認していきましょう!
相続人が多いほど戸籍の収集に手間も費用も掛かる
相続が開始すると、
死亡届の提出や年金受給停止、
保険の資格喪失届などの手続きが発生します。
このほか、
相続の手順とかかる費用という側面で、
ポイントとなるのは、
次の4つです。
①相続人の確定
相続人を確定するためには、
亡くなった被相続人や相続人と推定される人の戸籍を調べる必要があります。
実は被相続人の離婚歴があって前妻との間に子供がいたなど、
予期せぬ相続人が見つかることもあるからです。
相続人全員の戸籍謄本、
被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本や除籍謄本、
改製原戸籍謄本、
全員の戸籍の附票など
取得する書類も多いですし、
相続人が多ければその分コストも掛かりますので注意しましょう。
遺産分割協議書の作成に数十万円がかかることも
➁相続遺産の特定
被相続人の所有する不動産、
株式、
預貯金などを調べます。
基本的に大きな費用はかかりません。
③遺産分割協議
被相続人が遺言書を遺していない場合などには、
相続人全員で遺産分割協議を行い、
『遺産分割協議書』
を作成します。
この作成を専門家(司法書士や行政書士)に依頼すると、
相続遺産の額等によって、
数万円から数十万円の費用が発生します。
但し、
すべての司法書士や行政書士が、
相続に明るいとは限りません。
得手不得手もありますので、
確認してから依頼してください。
④相続税を納税
相続が発生した翌日から10か月以内に相続税を納税しなければなりません。
控除金額がありますので、
全ての方に相続税が発生するわけではありません。
税金の対策が十分に出来ていないうちに、
発生することが多い相続。
いざという時に慌てないよう、
今この瞬間から
できる準備はしておきましょう。
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