令和4年12月、ついに日銀が10年続いた大規模な金融緩和政策の修正に動きました。
アベノミクスの象徴だった「異次元緩和」は10年目で転換期に差し掛かり、
これからの異次元の金融緩和政策はどうなるのか。
長く続いた超低金利時代の後、
企業・家計に利上げは、
どんな影響を及ぼすでしょうか。
●次期総裁の報道で株価が!
4月に任期満了の黒田日銀総裁の後任人事報道を受け、
現状の「大規模な金融緩和政策」の解除懸念から売り優勢になったためです。
【異次元金融緩和とは】
「金融緩和」は、金利の引き下げやマネー供給で民間の投融資や消費を促す政策のことです。
安部元首相が進めたアベノミクスの柱の一つで「黒田バズーカ」
よばれた大規模「異次元金融緩和」を実行しました。
●10年目の大規模緩和の転換!
1ドル150円の歴史的な円安や資源高を背景とするインフレが続
日銀は昨年12月20日、
<異例の実質的利上げ?>
長期金利の許容幅を0.25%から0.5%に引き上げました。
過去の変動幅は0.1~0.
今回の0.25ポイントは日銀としては異例のことでした。
黒田総裁は利上げを否定していますが、
●市場に利上げを織り込む動き!
翌日21日の債券市場では、
10年債利回りは0.48%と前日拡げた上限に迫りました。
●今年1月緩和策維持の報道で!
昨年12月の事実上の利上げともとれる発表を受けて、
政策修正を予想していましたが、
緩和策の継続を決定しています。これを受け、
反応しています。
●超低金利時代の出口が見える?
<長プラ2ヶ月連続引き上げ、年1.5%に>
みずほ銀行は2月10日から、企業向け貸出金利の指標となる
長期プライムレート(最優遇貸出金利)を0.1%
SBI新生銀行とあおぞら銀行、
2011年7月以釆の約11年半ぶりの高水準です。
日銀による昨年12月の緩和策変更で長期金利に上昇圧力がかかり
長プラは1月にも0.15%引き上げられ、2ヵ月連続での上昇になりました。
<円建て一時払い保険が売れている!>
国内の金利上昇を受けた予定利率の改善で、
1月1日に予定利率を0.25%から0.
年初のひと月で約376億円を販売し、
前年同月の13.4倍になりました。
「予定利率」は契約者に約束する運用利回りで、
日銀の緩和(低金利)策による運用難で、
引用
税理士法人AtoY メルマガ
【異次元緩和】超低金利時代の終焉!日銀、異次元金融緩和の出口Ⅰ・日銀と市場①
【異次元緩和】超低金利時代の終焉!日銀、異次元金融緩和の出口Ⅱ・日銀と市場②
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