【親族間売買のメリット】親族同士で不動産取引を行う際の3つの利点
親族間で不動産を売買することには、
一般的な市場取引にはない特有のメリットがあります。
今回は、全3回のシリーズの第1回として、
その主な利点について解説します。
- 高い信頼関係と情報公開の透明性
親族間取引の最大のメリットは、
お互いの性格や生活状況を熟知していることによる「安心感」です。
赤の他人から不動産を購入する場合、
「何か隠された欠陥があるのではないか」
「騙されているのではないか」といった不安がつきまといます。
しかし、親族間であれば物件の履歴や状態についての情報が共有されやすく、
心理的なストレスが大幅に軽減されます。
大きな金額が動く不動産取引において、
この精神的なハードルの低さは大きな利点といえます。
- 取引条件の柔軟な設定
市場での取引とは異なり、
価格、支払方法、引き渡し時期などを当事者間で柔軟に話し合って決めることができます。
- 価格の調整:
市場価格より少し安く譲る、
あるいは逆に支援の意味を込めて多めに支払うといった柔軟な設定が可能です。 - 支払方法の多様化:
一括払いではなく、
身内ならではの信頼関係に基づいた分割払いを検討できる場合もあります。 - 引き渡し時期:
双方の引っ越しや資金計画に合わせて、
自由なスケジュールを組むことができます。
- 相続トラブルの未然防止
不動産は相続が発生した際に最も揉めやすい資産の一つです。
親が存命のうちに、
特定の親族へ売却という形で所有権を移転しておくことで、
将来の遺産分割をシンプルにすることができます。
生前に親族間でしっかりと話し合い、
全員が納得した上で取引を完了させておけば、
将来の「争族」リスクを回避し、
円滑に資産を次世代へ引き継ぐことが可能になります。
実務的な視点:物件状況の把握
例えば、親から借りている土地を駐車場として使っていたり、
親名義の家に子が同居していたりする場合、
買い手である子は物件の「使用状況」や「老朽化の程度」を正確に把握しています。
これにより、
将来必要となる修繕費の予測が立てやすく、
購入後の予期せぬ出費を防ぐことができます。
また、親族間のアドバイスで手続きを済ませることができれば、
仲介手数料などの諸経費を抑えられるケースもあります。
まとめ
親族間売買は、
信頼と柔軟性を活かした非常に有効な手段です。
しかし、
これらはあくまで「メリット」の側面であり、
実際に行う際には税務上の注意点なども存在します。
次回は、
親族間売買で陥りやすい「デメリット」と「注意点」について詳しく解説します。
3部作を通してお聞きいただき、
最適な対策を検討してください。
要約
- 何がテーマか
- 親族間の不動産売買には、
市場取引にはない「信頼」「柔軟性」「相続トラブル予防」という明確な利点がある。
一方で、税務・法務の留意点を踏まえた設計が前提条件。
- 3つの主要メリット
- 信頼と情報開示のしやすさ:物件履歴・使用状況・修繕歴を共有しやすく、心理的負担が小さい。
- 取引条件の柔軟性:価格・支払方法(分割・一部据置)・引渡時期を、
家族の事情に合わせて最適化しやすい。
- 相続トラブルの未然防止:生前の売買で権利関係を整理し、将来の「争族」リスクを低減。
- 実務的な追い風
- 物件の実態把握に優位:老朽化・修繕必要額の見通しが立ち、予期せぬ出費を抑制。
場合により仲介手数料等のコストを抑えられる。
- 前提(次回の伏線)
- メリットを確実に享受するには、適正価格・契約書・相続人同意・税務確認が必須。
次回はデメリットと注意点を解説。
例え話
家族の台所で作る料理は、
材料も味付けも分かっていて安心です。
ただし、レシピ(契約)と分量(価格根拠)を書き残せば、
誰が作っても同じ味(公平)を再現できます。
専門家としての付加価値
- メリットを最大化する設計
- 透明性:三者査定+必要に応じ鑑定で時価レンジを提示し、合意経緯を議事録化。
- 柔軟条件の型:分割払い・一部据置は金利・支払計画・期限の利益喪失条項を明記。
エスクロー/司法書士預りで安全決済。
- 相続予防:全相続人の同意書、
付言付きの遺言・遺言執行者指定、
代償資金(生命保険等)で不公平感を抑制。
- コスト管理:仲介省略時も重要情報(境界・越境・インフラ・既存不適格・契約不適合責任の範囲)を
チェックリストで可視化。
この動画から得られること
- 親族間売買の3大メリットの本質(信頼・柔軟性・相続予防)
- 価格・支払・引渡の「家族最適」な条件設計の要点
- 全相続人の同意と付言・遺言の使い方による争族予防
- 物件実態の把握を活かした修繕計画・コスト抑制の実務
- メリットを毀損しないための最低限のルール(時価根拠・契約・記録)
視聴後アクション
- 家族で現状を共有する
- 物件の状態・使用実態・修繕履歴・想定費用を一覧にまとめる。
- 価格の根拠を用意する
- 仲介3社の査定を取り、必要なら簡易鑑定も依頼。
レンジと採用理由をメモに残す。
- 条件案を作る
- 価格・支払方法(分割可否・金利)・引渡時期の希望を双方で書き出す。
- 合意形成の場を設定する
- 相続人を含む家族会議を開き、価格根拠と条件案を説明。
合意事項は同意書に署名押印。
- 契約書の下書きを作る
- 物件特定・引渡条件・契約不適合責任・境界明示・違約条項を盛り込み、専門家チェックを依頼。
- 記録と証跡を残す
- 議事録・査定書・同意書・入出金記録をフォルダ管理し、将来の確認に備える。
メリットは「設計」で最大化します。
今日、査定依頼と家族会議の日程を決め、
条件案と同意書のたたきを作成してください。
数字と書面で合意を可視化できれば、
安心・柔軟・争族予防を同時に実現できます。
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身内同士だからといって油断は禁物!『親族間売買』の注意点
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