3月下旬に国土交適省発表の公示地価が発表されました。
これは全国平均で2年連続上昇、
そして1.6%の上昇、
全国の上昇地点が半数を超えるなど、
コロナ前への回復傾向が顕著で、
地価上昇は地方へも波及しています。

都心回帰で商業地は伸びたのか?
金利先高感は?
外資変調の影響は?
地価が
あがった要因は何か?
様々な要因を探っています。

今回は、公示地価の個別事情です。

●圏別の地価動向をみる!

<東京圏>東京23区すべてで上昇!

商業地は3.0%アップし、都内全23区が上昇。
コロナ禍で下落続きの千代田区・中央区・港区も国内観光客の回復やオフィス投資の高まりで地価が上昇。

住宅地も23区すべてで上昇幅が拡大。
交通利便性の良い台東区・豊島区中野区の上昇が目立っています。

く大阪圏>商業地3年ぶりに上昇に転じる!

商業地2.3%上昇で、前年の横ばいから上昇に転じました。
底堅いオフィス需要や再開発への期待、
観光客回復で上昇するも、
回復は鈍く、
万博効果もまだ見えない状態です。

京都は観光客回復で下落地点なし。
住宅地は2年連続で上がり、0.7%の上昇です。

<名古屋圏>インバウンド減の影響少ない!

商業地は3.4%上昇で名古屋市全16区で上昇幅拡大。
住宅地は2.3%上昇。
商業・住宅地ともに上昇率が東京・大阪圏より大きいです。
コロナ禍でのインバウンド減の影響が少ない分、回復が早かったようです。

<地方圏>中核4市は上昇幅拡大が続く!

商業地は1.0%上昇で2年連続。
中核4市の福岡は再開発促進効果で10.6%上昇。
商業・
住宅地の上昇率トップ10すべてを北広島市など札幌周辺の地点が占め、
ボールパーク開業の影響が大きいです。

●変動地点の個別事情!

( )は前年

地価の個別事情はいかがでしたでしょうか。
地価変動の要因には様々な経済的要因があると言ったことが、
今回のことで分かると思います。

引用

税理士法人AtoY メルマガ 令和5年4月19日
【公示地価】2023年公示地価Ⅲ、地価はコロナ禍から回復したのか?!公示地価の個別事情

税理士法人 A to Y
〒460-0014 愛知県 名古屋市中区富士見町7-11
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