成年後見制度を利用している方が、
相続に関わる場合、
遺産分割には成年後見人の関与が、
必要になることがあります。
今回は、
成年後見人が関与する遺産分割の手続きと
その際に注意すべき具体的なポイントについて説明します。

https://youtu.be/WDfDyuodKks

遺産分割と成年後見制度
成年後見人の具体的役割は?

遺産分割とは、
相続人が複数人いる場合に、
相続財産を分ける手続きのことです。

通常は相続人全員で話し合い(遺産分割協議)を行い、
分割方法を決定します。

しかし、
相続人の中に成年後見制度を利用している人がいる場合、
一般的な遺産分割とは異なる点があります。

成年後見制度とは、
認知症などで判断能力が低下した方の財産管理(預貯金や不動産の管理など)や
身上監護(入院や介護の手続きなど)を支援する制度です。

この制度の目的は、
判断能力が不十分な高齢者や障害者を法的・経済的に保護することです。

成年後見人には、
本人の財産に関する法律行為についての代理権があるため、
遺産分割協議に本人の代理人として参加し、
遺産分割協議への同意を行います。

相続人の代理人として
成年後見人がいる場合の遺産分割の基本的な流れは、
次の通りです。

相続人の確定と相続財産の調査が終わると
相続員全員で遺産分割協議を行いますが、
協議を進めるためには、
成年後見人が本人を代理して参加する必要があります。

次に、
協議がまとまれば、
遺産分割協議書を作成し、
相続人全員が署名・押印します。

この際も成年後見人が、
本人を代理して行う必要があります。

そして、
合意した協議書の内容に従って、
遺産分割が実行されます。

なお、
成年後見人には、
本人の意思を尊重しつつ、
本人の利益を最優先に考慮して、
遺産分割協議を行うことが求められます。

特に、
原則として本人の法定相続分を確保する必要があり、
本人の生活状況や将来の資産管理を考慮し、
最適な財産配分を目指すことが必要です。

引用
相続・贈与相談センターマガジン2025年7月号
成年後見制度による遺産分割
知っておくべき手続きと注意点

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