今日は相続財産トラブルと「地面師」について、
お話ししていきますね。
最近はドラマの影響もあって、
「え? 地面師って何?」
なんて疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は地面師詐欺、昔からあるんです。

大企業が55億円もだまし取られた事件もあり、
決して他人事とは言えません……!

でも大丈夫!
まずは地面師の正体をしっかり理解し、
どんな手口で近づいてくるのかを知り、
しっかり対策を立てましょう。
それでは、さっそく始めます!

地面師ってそもそも何?

「地面師」とは、
他人の土地の所有者になりすまして、
不動産の売却を装い、
買主から大金をだまし取る詐欺師のことです。

買主はせっかく大金を支払っても、
実は本当の持ち主は別にいるため、
不動産を手に入れることができません。

・本物さながらの身分証を偽造

・ターゲット土地について徹底調査し、隙を突く

・組織的に役割分担して詐欺を遂行


ドラマやニュースで取り上げられた
「積水ハウス地面師詐欺事件」
では、
なんと約55億円もの被害が発生!
大企業ですら被害に遭うなんて、
ビックリですよね。

地面師が狙う “カモ”になりやすい不動産

地面師たちは、
「本当の所有者になりすましやすい土地」を好みます。

例えば……

・空き地や駐車場、アパート、ビルな「持ち主が近くに住んでいない」不動産

・高齢の方が所有している不動産

・相続登記が放置されている、権利関係が複雑な不動産

周りの人も
「そもそも誰が持ち主か知らない」
ような状態だと、
地面師たちは、
「よし、ここならバレない!」
と狙ってくるわけですね。

3つの対策で被害を避ける!

「じゃあ、どうやって地面師から自分の資産を守るの?」
と思われる方も多いのでは?

ここからは、
具体的な3つのポイントをご紹介します!

1.  相続トラブルを防ぎ、権利関係をクリアにしておく

相続手続きを後回しにしていると、
「誰が本当の所有者?」状態に陥りがち。
権利関係があやふやだと、
地面師のつけ入るスキが生まれてしまいます。

・相続が発生したら早めに登記や名義変更などを進める

・相続人どうしで話し合い、きちんと権利を整理しておく

2.  管理がおろそかになっている不動産はないか定期的にチェック!

遠方に住んでいるなどで、
空き地や空き家を放置していませんか?

・「他人が勝手に使っていないかな?」

・「変なポスターや張り紙が貼られていないかな?」

こんな感じでちょっと気にかけるだけでも、
地面師の隙を与えにくくなりますよ!

3. 権利証や実印など、重要書類は厳重に管理する

地面師は偽造が得意ですが、
本物を盗まれてしまうと防ぎようがありません。

・権利証や実印を保管するときは、セキュリティ万全の場所に!

・万が一盗難されたら、すぐ法務局へ「不正登記防止申出」を行う


 

ちょっとドキッとする「地面師」という言葉ですが、
きちんと対策をしておけば恐れることはありません!

・相続手続きは早めに

・持ち物件を定期的に見守る

・権利証や実印は厳重管理!

これを意識するだけで、
だいぶリスクを減らすことができます。

もし
「自分でちゃんと対策できるか不安……」
というときは、
専門家に相談するのも一つの手段です。

「地面師詐欺は誰にでも起こりうる!」
ということを忘れずに、
皆さんの大切な資産をしっかり守っていきましょう!

https://youtu.be/zBDIRn-hLvM
引用
税理士法人A to Y メルマガ 令和7年1月2日配信
【地面師】ひとごとではない!? 相続財産トラブルで「地面師」に狙われる?

税理士法人 A to Y
〒460-0014 愛知県 名古屋市中区富士見町7-11
電話番号 052-331-0286
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